ロンドン近郊、デイトリップ
都会の喧噪に疲れたら、ロンドン郊外へのデイ・トリップもオススメです。
ミステリアスなストーンヘンジや美しいステンドグラスで有名なカンタベリー大聖堂、「イングランドで一番美しい村」といわれるコッツウォルズ地方など、郊外にも見所満載です。
◇ストーンヘンジ◇
ソールズベリ平原に忽然と建つ巨石群。
ストーンヘンジのミステリアスな光景を前にすると、誰もが神秘的な気持ちにとらわれる。
この遺跡は紀元前3000年から1500年にかけて段階的に造られたとされている。
現在は巨大な石柱が何本もサークル状に残っているが、かつて石柱の上にはすべて横石が置かれ、その内側にも石が並んでいたと考えられている。
造られた目的については定かではない。諸説あるが、夏至の日になるとヒールストーンと呼ばれる石の方角から太陽が昇り、中央の祭壇のような石を照らすことから、太陽崇拝に関係があるという説が有力だ。
◇カンタベリー大聖堂◇
起源は6世紀末にさかのぼる。ローマからキリスト教の布教にきた聖アウグスティヌスが、カンタベリーに修道院を建てたことを始まりとする。
しかし2度の火事にあい、現在の大聖堂は中世に建てられたゴシック様式の荘厳なものだ。内部では礼拝堂の「聖書の窓」と呼ばれる美しいステンドグラスが有名である。
このカンタベリー大聖堂で12世紀に大司教が暗殺されるという事件があった。その死をローマ法王が殉教と認めてからは、全国から多くの巡礼者が訪れ、街は大いに栄えるようになったという。
◇ウインザー城◇
11世紀にウイリアム征服王がこの地に要塞を築いて以来続いている、イギリス王室の居城。エリザベス女王も週末はここで過ごすことが多い。
公開されている城内の見どころは多く、歴代の王侯たちが使用した見事な家具調度品や美術品のあるステート・アパートメンツ、ガーター勲章の授与式が行われるセント・ジョージズ・チャペル、精巧なミニチュアのドールハウスが見られるクイーン・メアリ人形館などに人気がある。
城を中心に発達したウインザーの街はロンドンの西、テムズ川のほとりに位置する。名門イートン校の燕尾服を着た学生たちが行き交い、アンティークショップが並ぶ歴史ある街の雰囲気を楽しみたい。
◇コッツウォルズ地方◇
もっともイギリスらしい風景とされるカントリーサイド。
なだらかな緑の丘陵に点在する小さな村々は絵本の世界のようだ。
ハニーストーンという薄茶色の石で造られた古い家並みは、この地方独特の景観で「はちみつ色の村」と称されている。ウイリアム・モリスが「イングランドで一番美しい村」といったバイブリーや、ビューティフル・ビレッジ・コンテスト常連のキャッスル・クーム、懐かしい萱葺き屋根の家が並ぶチッピング・カムデンなど、どの村も昔ながらの暮らしが残る牧歌的な風景を楽しませてくれる。